〔088〕操 山 (169m)

2010年01月17日


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岡山県岡山市中区
岡山市民憩いの山
  岡山市街から歩いていける所に自然がいっぱいの里山、操山がある。季節の良い秋や春の晴れた日の
散策は如何でしょうか。 公園内には色々の散策コースが整備され、また、岡山市街や岡山平野、児島湾などを見渡せる眺望の良いところも数多くあります。 明るく、歩いていて非常に楽しい山です。
  この公園を知るにはまず、柿の産地として有名な沢田にある操山公園里山センターを訪れるのが良い。操山の豊かな自然とのふれあいや、人と自然が調和した里山の暮らしに親しみ学べる施設として多くの人が訪れている。
Road Map :山陽道、岡山ICを下りて岡山市街の東側に抜けると直ぐのところ。
Route Map:操山公園”里山センター”を基点に”石鉄山”までを周回する。
標高差:約140m
岡山100山』   本格的な低山歩き?
コースタイム:1時間44分、 登り:20分、下り:1時間24分(散策含む)
みさおやま
”里山センター”の全景。 ここでハイキングマップを貰いたかったが、まだ開館してなかった。 下山時に寄ってみるとハイキングマップは200円の有料だったので買わず。 リンクの地図は南北が逆です。
登山口は沢山あるようだが、一番判り易い ”里山センター”を
基点に周回することにした。
下山時に見た駐車場は満車状態だった。
さすがは”岡山市民の憩いの山”の感じがする。
8時30分前だと ”里山センター”の駐車場は施錠されており車を停めることが出来なかった。 道路脇の空きスペースに車を停める。
7時56分、里山センター横の林道終点散策道入口から歩き始める。
気温は4℃であったが、風が無く寒さは感じなかった。
落ち葉の積もった雑木林の道を緩やかに登って行く。
分岐からも雑木林の気持ちの良い散策道が続く。
10分程で分岐に着くが、5本の道が交差しており、ややこしいが、
取りあえずは道標に従って ”操山”に向かう。
散策道途中に  ”萩の塚古墳”があった。
古墳の中を覗いてみると、物置の様になっており、感じ悪し。
20分で ”操山”(169m)に着く。 情けない程の標高であるが、
体が温まらない内の歩きだったので結構しんどかった。
”操山”の山頂には三角点が設置してあったが、
単なる丘でありピーク感も展望もまったく無しだった。
道標に従い ”展望所”に向かうと、本当に気持ちの良い
樹木の ”トンネル道”を通過する。
”カナメモチ”のトンネルを抜けると古墳を作ろうとしたのか、
大きな石が点在する場所に出る。
展望所の ”東屋”に着く。
展望所から児島湾を挟んで玉野市側を見るが、今日も霞がひどく
肉眼でも遠望はまったく利かなかった。
分岐まで戻り、東方向に足を進めるが、枝道が多く訳が判らない。
この山には2〜3回来ないと全体のレイアウトが判らない感じだ。
”冬の散歩道”の感じそのままの雰囲気が良い道が続くが、
雑木が生い茂り展望はゼロ。
古墳なんぞに興味が無いが、道筋にあるし、
他に見るべきものがないので、取り合えずは見学しながら歩く。
歩き続けること43分にて、この辺りでは大きな ”八畳岩古墳”に着く。ここが古墳の入口部。
”八畳岩古墳”の上には重機のない時代にどう積んだか不思議な程の大岩で天井が作られていた。 俺にとって、この岩は展望岩にしかならない。
考古学のほとんどは正当な ”墓荒し”と思っている。
解説板はクリックで拡大します。
”八畳岩古墳”の上から見た岡山市街と瀬戸内であるが、
今日の霞は極端に酷く、ほとんど何も見えない状態だった。
下山が出来る分岐に着いたが、歩き足らないので
”金蔵山古墳”に行ってみる。
大きな古墳には説明版が設置してある。
解説板はクリックで拡大します。
”金蔵山古墳”は墳丘がそのまま残っており、小さな穴が開いている
だけだった。 墳丘を1周してみるが他に入口は開いていなかった。
墳丘の小さな穴にカメラを差込みストロボで内部を写してみた。
落ち葉が積もっているだけで何もなかった。
”金蔵山古墳”の直ぐ南側の ”古墳の丘”に行ってみるが、藪山の丘
だけで何もなかった。 多分、土の中には沢山の古墳があるのだろう。
”石鉄山”に向かう途中の不気味な石碑山。
ここにも分岐があり、三方に道が付いていた。
広い山頂に墳丘がある ”石鉄山古墳”に着く。
石鉄山”(138m)の三角点は古墳の上にあった。
下山路に入り舗装林道に出ると、俄然、展望が良くなった。
下山途中の見事な竹林。 タケノコ山なのか、きれいに手入れされていた。
どこに下山するのか興味深々であったが、
”里山センター”から300m下の池のほとりに出た。
3分程、舗装道路を歩いて車に戻る。 ”里山センター”では
何やらイベントを行なっており、道路まで車が一杯だった。
古墳だらけの山
  こんな低山は冬に消化しておくのが一番と来てみたが、山歩きの対象にはなり得ず、数多くの古墳を訪ねる散策となってしまった。 今日は霞が酷かった上に、瀬戸内から遠かったので望海の山とはなり得ず残念だった。